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先生必見! オンライン授業の成功に欠かせない10のコツ

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先生必見! オンライン授業の成功に欠かせない10のコツ

目次

    フルマオンラインは「動画を作りたい!」という想いを持つ子どもたちが、オンライン個別授業で動画制作を学ぶことのできる習い事です。
    私たちはこれまで、月500時間以上にものぼるオンライン個別授業の様子を分析・評価してきました。

    その中で私たちが発見した、子どもが楽しく学ぶことのできるオンライン授業を運営するうえで欠かせない10個の条件を、ご紹介します。

    「TA」という職業について

    フルマオンラインが最も力を入れているのは、子どもに動画制作を教えるTAのトレーニングです。

    TAは子どもとマンツーマンの授業の中で、動画編集講座で新しい表現方法を教えたり、作品の企画アイデアを一緒に考え、アドバイスします。

    オンライン授業のプロフェッショナルになるための訓練

    フルマのTAという職業は、動画制作に関する専門家であるだけでなく、教育者でもあります。

    特に、オンライン・個別指導・実技の習得に特化した教育のプロフェッショナルなのです。

    TAがこれらの3つの能力を育むために、採用段階での実技試験や、採用後の継続的な研修を行っています。
    採用後の研修では月500時間以上にものぼる全ての授業の様子を専門のスタッフがチェックし、独自の評価基準に基づいてTAに対して毎月フィードバックを行います。TAはそれらのフィードバックに基づき、授業の進行や子どもとの関わり方を改善していきます。

    子どもたちが楽しみながら学びを深めることのできる授業を届けるために、継続的な研修や改善が行われているのです。

    では、私たちが授業や研修で大切にしている、楽しいオンライン授業に欠かせない10の必須条件とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

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    子どものオンライン授業に欠かせない10の条件

    1.明るい表情と声かけ

    子どものオンライン授業を成功させるうえで最も重要な条件は、授業中に何があっても明るい表情・声かけを忘れないことです。

    ある研究によれば、ヒトの意思疎通の実に90パーセント以上が、声や表情などからなる非言語的コミュニケーションであるといいます(※1)。このため会話を通じて人間関係を築く過程に、声と表情は大きな影響を与えます。

    パソコンのウィンドウやタブレットなど、小さな画面を通じて子どもと意思疎通を図るときには、特に重要といえます。

    (※1)Lapakko, D. (2007). Communication is 93% Nonverbal: An Urban Legend Proliferates. Communication and Theater Association of Minnesota Journal, 34, 7-19.

    2.トータル・フィジカル・デモンストレーション(TPD)

    身体表現(フィジカル・デモンストレーション)を使って、ものごとを伝えましょう。

    授業では、「カット」「エフェクト」「トランジション」など、動画制作の専門的な言葉を何度も耳にします。

    小学1年生からでも、これらの言葉の意味を理解し使いこなせるように指導するには、身体表現が欠かせません。

    口から発する言葉とともに、身振り手振りなど豊かな表現で伝える手法は、スピーキング能力を磨く語学教育でも幅広く実践されています。

    3.反復

    教材に出てくる言葉、授業で扱う言葉やテーマは何度も口に出し、子どもたちが自然とその言葉を使い出すように促しましょう。

    動画編集の専門知識や概念の多くは、子どもたちにとって「初耳」です。そうした新鮮な知識を身につけ、いつでも自分の力で実践できるようになるには、「反復」が必要です。

    4.建設的フィードバック

    動画が完成したら、根拠を持って褒めましょう。また、子どもの作品に残された課題や直すべきポイントを発見したら、前向きにとらえて、その課題を伝えましょう。「どのように行動したら改善されるか」をはっきりと示すことが重要です。

    5.子どもが話す時間:先生が話す時間の比=1:1

    子どもが話す時間と先生が話す時間の比が1:1になるようにしましょう。

    子どもとの雑談の中で、授業で学びとの共通点を発見しましょう。子どもの話す時間を作ることで、モチベーションを高め、授業の学びがより濃くなるようにしましょう。

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    6.忍耐

    子どもが自分のアイデアや意見を述べるようになるまで、忍耐力をもち、子どものリアクションを待ってあげましょう。

    そして、自分の意見を述べた子どもには、「それいいね!」と自信を与えるような声かけをしてください。

    7.モチベーション管理

    壁にぶつかったときも、「大変だったけど、ここまではできたね!」というふうに、前向きに声をかけましょう。

    どんなに「やりたいこと」であったとしても、地味で単調な作業が必要になったり、難しい概念を理解しなければいけないのが動画制作です。そんなときには、できている部分を褒めるなど、前向きなコミュニケーションをとってください。

    8.効果的な時間管理

    課題解決に、最適な時間配分を決めましょう。子どもによって、学習の課題は異なります。子どもがやりたいところに時間をとりつつ、時にはそこを短縮する必要があります。代わりに、課題となるところでじっくり時間をとりましょう。

    9.時間を厳守する

    いつも安心感をあたえられるよう、授業の開始時間は厳守しましょう。

    「授業の開始時間に先生がいない」という事態は、仮に万が一の事態であっても受講者との信頼関係を著しく毀損します。

    10.優れた授業環境を整える

    授業をするときのインターネット速度は、上り下りともに20Mbps(※2)を下回らないような環境を整えましょう。

    オンライン授業では、映像と音声のクオリティは「命」です。顔が明るくくっきり映り、声もクリアに伝わるように、パソコンのマイクとカメラを調節しましょう。

    (※2)「Mbps」(メガビーピーエス)は1秒間に送受信可能なデータ量を表す単位です。 数値が大きいほど 、通信速度が速くなります。

    (例)「7.2Mbps」…1秒間に7.2Mbit(メガビット)の通信ができる。 ... 「Mbps」の「b」は「bit」(ビットの略)を意味します。

    (ソフトバンク株式会社 「用語集 通信速度で使われる「Mbps」はどんな単位ですか?」https://www.softbank.jp/support/faq/view/10798 (参照 2021-06-17))

    インターネット速度はこのようなサイトで調べることができます→ https://fast.com/ja/

    最後に

    TAの先生方が授業の中で磨いている様々なスキルは、オンライン授業の普及したこの時代に欠かせないコミュニケーションスキルと言えるのではないでしょうか。

    フルマオンラインは、小学1年生からでも高度な動画制作が学べる、日本初のオンライン動画クリエイタースクールです。クリエイティブ教育の最前線で、子どもたちと伴走したい方を歓迎しています。

    詳細はこちらからご覧ください。

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